人生100年時代のHEALTH&LIFE

レクリエーション介護士に聞いたシニア世代の働き方

レクリエーション介護士に聞いたシニア世代の働き方

柴田智恵子さんがレクリエーション介護士2級の資格を取得したのは、およそ3年前。ちょうど還暦を迎えたころでした。現在、ハウスメーカーに勤めるかたわら、埼玉県を拠点にして介護施設のレクリエーションの企画、実施に携わっています。企画するレクは、ピアノの伴奏に合わせて歌う音楽レクや、音楽に合わせて体操をするレクが中心です。また趣味の二胡も施設のイベントや行事のときなどに演奏しています。その趣味から、しとやかなマダムを想像しますが、柴田さんはじつにパワフル! はたしてその原動力とは? シニア世代になってからの仕事観を伺いました。

ピアノ販売の営業をきっかけにレクの現場へ

柴田さんは2000年初頭まで自営でピアノの販売をされていました。その営業活動の一環として介護施設を巡っていたそうです。そこで「施設で購入しても、弾く人がいないからもったいない」という話をよく耳にしていました。

「弾く方がいないのであれば、私が月に1、2度弾きにいきますよ、というお話をさせていただいていたんです」

と、柴田さん。その約束を営業トークで終わらせないのが柴田さんのすごいところ。ピアノを買ってくれた施設のレクの時間に訪問し、施設の利用者へボランティアでピアノ演奏をし、一緒に歌ったりしました。

レクリエーション介護士 柴田智恵子さん

「独学で覚えた演奏だから、披露なんて偉そうなものじゃありませんけどね。それでも、昔の童謡や歌謡曲を弾くことでみなさん懐かしく思っていただいたり、歌ってくれたりと喜んでくれるんです。ピアノがあるのに弾かないのは、もったいないし」

自分の演奏で施設の利用者が喜んでくれることにやりがいを感じていました。10年以上にわたり、ボランティアのレクに関わるなかで、音楽療法士、心理カウンセラー、認知症予防音楽ケア体操指導員などの資格を次々と取得していきます。

高齢者が「楽しかった」と実感できるレクを