人生100年時代のライフスタイルラボ
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【2050年からの手紙】未来予測道場002:Backcasting(バックキャスティング)て何ですか?

Challenge100編集部に定期的に届く手紙。差出人は、「未来予測職人」を名乗る人物。その内容は実に示唆に富み、深い着眼と広い見識で、人生100年時代を考える我々にヒントや指針を与えてくれる。一部では2050年から来た未来人じゃないかとも噂されるその記述を、小出し小出しに記事化したいと思う。さて今回は明るい未来を考えるキーワード「Backcasting」が登場します。

予測に翻弄されるくらいなら、自分で創れ

前回は、未来予測が「悲観的になりがち」な側面、そして「戦略的な意図」が隠れている可能性について触れました。多少ダークサイドな話でしたので、今回はそれを前向きに転換する話を。

未来予測を楽観的に捉え、良いサイクルに持っていくカギは、主体性です。予測には誰かの主観が(そこに悪意があるかどうかはさておき)入ってしまうなら、受け取る側もしっかり自分の意思というものを持って対峙すれば良いのです。

アラン・ケイという、パーソナル・コンピュータの概念を提唱した人物がかつて、シリコンバレーでこう語りました。「未来を予測する最善の方法は、自らそれを創り出すことである。(The best way to predict the future is to invent it.)」

未来予測の悲観的な部分に反応して「誰かに行動を変えられる」のではなく、楽観的な部分を見出し、仲間を作り、「その未来を自分でつくってしまえば良い」のです。

Do it yourself!!

世の中に存在する未来予測には、たいてい「誰がそれをするのか」は述べられていません。「20XX年に○○が発明される、〇〇が可能になる」とは言っていても、それを誰が実現するかまでは予測できないのです。そのままではただの予言というか、絵に描いた餅。予測も計画も戦略も、「誰がやるのか」がなければ単なるポエムに過ぎないのです。

だったら「自分がやる」。これが、未来予測のダークサイドにただ翻弄されるだけの状態から抜け出す、唯一の道筋です。予測だけでは、未来はどうしても暗くなる。しかし「自分が実現する」がセットになると、そこに明るい兆しを見出すことができます。

いやいや、そんなのは難しい、あり得ん……と思うかもしれません。しかしその「そんなの無理」という気持ちが、実は大きな一歩、出発点なのです。

どんな未来も「そんな馬鹿な!」から始まる