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「メタボの三高」やがんも予防する、一日一食健康法「命の食事」とは(後編)

「一日三食」の常識をくつがえす健康法に開眼

一汁一菜でダイエット成功! と、思いきや新たな問題が浮上します。それは自身に課した「一日三食、一汁一菜を食べる」というルールでした。

「毎食一汁一菜、というのがだんだんつらくなってきたんです。どんなに忙しくても、しっかり三食摂らないといけない。『食事』という時間的拘束に縛られながら、仕事をこなすのは大変でしたね。おまけに食後には睡魔が襲ってくる」

昼食後の会議やデスクワーク中に眠くなってしまう人も少なくないはずです。執刀医として患者の身体をあずかる南雲先生にとって、昼食後の眠気は致命的な問題だったのです。

昼食をおにぎり一個にしても眠くなる。そこでついに昼食を摂らなくなったら、「まったく辛くないし、むしろ調子がよくなっていった」と南雲先生。さらに「朝、胃がもたれるときは朝食を抜いて胃を休めることが体にいい」という結論に至ったのでした。

「基本的にしっかりした食事は晩ご飯だけ。肉、野菜、豆類を中心に食べています。もちろん塩分や糖質、化学調味料などは控える。日中お腹が空いたらナッツなどを食べています。一日一食を始めると早々に効果が見えて、今では血液年齢も骨年齢も20代です」

「おなかの虫」はアンチエイジングのサイン

南雲先生が我が身をもって体現する一日一食健康法。しかし、いざ実践するとなると、慣れないうちは一日中おなかがグ~っと鳴ってしまいそう……。

ナグモクリニック院長の南雲吉則先生

「その『グ~』がポイント。人類は古代より飢えと戦い続け、生き抜いてきた。その長い歴史のなかで、人類には飢餓状態を乗りこえるための仕組みが備わっていったんです。おなかが一回グ~と鳴ったら、肌や粘膜を再生してくれる成長ホルモンが分泌されます。2回目のグ~では、サーチュイン遺伝子が働き、傷ついた遺伝子を修復。さらに3回目のグ~のときは、アディポネクチンという長寿ホルモンが分泌され、血管が若返る」

「つまり、空腹が健康を生むんです!」と力強く断言する南雲先生。効果が現れた兆しと思えば、「おなかの虫」も歓迎できそうです。

「命の食事」に託した、がん専門医の思い