人生100年時代のライフスタイルラボ
健康、生き方、社会のこれからーー さまざまな視点で「人生100年時代」を考え、しっかり備えて生き抜くヒントを集めたWEBマガジンです。
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【100歳運動部が行く】スポーツ社会学で考える「動けるシニアになる方法」<最終回>高齢者にもコーチングを?

人生100年を元気に生き抜くこと自体が生涯スポーツ

ー 最後に「人生100年時代」に向けて、メッセージをお願いします。

以前、鹿屋体育大学の学生たちに授業で「100歳までの人生をライフステージに分け、それぞれの期間にふさわしい運動の取り組み」についてプレゼンをさせたことがありました。その時に、一人の学生が100歳のステージに対して「ここまで生きるだけで生涯スポーツ」だと(笑)。面白いことを言うな、と思いましたね。

国立大唯一の体育大学である鹿屋体育大学の川西正志教授

でも人生自体を一つのスポーツととらえるなら、100年をただ生き延びたとしても健康を損なって寝たきりになってしまっては”競技人生”はもう終わっていることになる。やっぱり100年をずっと元気なまま”現役続行”で生きるのが理想です。

そのためには、本人の「健康に生きていきたい」という強い気持ちが不可欠。チャレンジする気持ちをいかに持続するかが大事で、その結果として100歳という数字が見えてくるわけです。その挑戦心をサポートできる社会やコミュニティを形づくることが、人生100年時代を充実させる鍵になると思います。

【Profile】
川西正志(かわにし・まさし)
鹿屋体育大学 教授/体育学修士/スポーツ社会学・生涯スポーツ学

京都市出身。高校までバレーボール部に所属。中京大学体育学部に進学し、当時では珍しい社会体育やレクリエーションの分野での社会貢献を目的とした「レクリエーション部」を体育会に創設。同部は以後40年以上の活動が評価され、愛知県知事表彰、厚生大臣賞、学生団体としては異例の「緑綬褒章」の顕彰も受けている。卒業後は大学院に進み、昭和60年に鹿屋体育大学へ赴任。同大学体育学部の教授、平成13年に日本で初めて設立された生涯スポーツ実践センター長、平成16年からは学長補佐、副学長などを歴任。平成21年から全国の自治体と連携して「動ける日本人育成の貯筋研究プロジェクト」のコーディネータを務め、さらにアジア諸国(台湾・韓国・中国・タイなど)でグローバルな研究も展開している。他に学会、学外団体などで役員・委員を務め、講演活動も積極的に行う。学生教育のモットーは「生きる力、つくる力、やり抜く力」を持ったたくましい人材を育てること。

取材・文/ライター 元井朋子