ちょっと前までハワイでは、ホテルでアイスティーを頼むとシュガーがはじめから入っていたり、コンビニで売られているアイスティーもかなり甘いものばかりだったりと、とにかく「甘々」がスタンダードでした。しかし、最近は地元の人も健康志向になってきて、トレンドが変わりつつあります。そんな中で最近注目を集めている、ハワイのティードリンクをご紹介します。
ハワイアンが古くから飲んできた伝統的な健康飲料ママキティー
ママキというのは、ハワイ州でのみ見られるハーブであり、今から1500年以上も前にポリネシア人がハワイ島に上陸する前からあったと言われています。かつてハワイの人たちは、様々な病気の回復や、心身の安らぎのためにこのママキをお茶にして飲んでいました。ハワイの良質な水と肥沃な火山性の土壌から生まれるこのハーブは、カフェインフリーな上、動脈硬化や生活慣習病、肌や髪の老化などの予防で知られる抗酸化物質「カテキン」「クロロゲン酸」「ルチン」を多く含んでいるのが特徴。それでいて飲みやすいということで、人気が高まっています。
他のハーブティーと同様、茶葉にお湯を注いで飲むスタイルが一般的。最近ではボトル入りのママキティーもよく見かけるようになりました。「シャカティー」という名前で、フレーバーはグアバ&ジンジャー味の「コロア」、パイナップルミント味の「ヒロ」、マンゴー&ハイビスカス味の「ホノカア」の3種類。ワイキキのホテル「サーフジャック」内にあるオーガニックレストラン「マヒナ・アンド・サンズ」で注文できるほか、「フードランド」や「タイムス」などのスーパーマーケットでも買うことができます。