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健康は舌から!正常な味覚をとりもどす脱・濃い味のすすめ

味覚の精度を磨いて、次なるグルメブームを迎えよう

味覚のリセットも重要ですが、備わっている正常な味覚を保つにこしたことはありません。味覚の精度を上げて薄味の食事にも満足できるなら、塩分や糖分の摂りすぎも防げます。

「味覚神経も運動神経と同じで鍛えることが可能です。食事の際は味の変化を意識して食べるようにしましょう。いま食べている料理が五味のうちどの味覚に分類されているか、調味料をつける前とつけた後でどのように味が変化したかなど、考えてみる。スマホなどを見ると集中力が削がれるので、『ながら食べ』はやめましょう」

「いまは濃い味ブームに変わり、マイルド味ブームが到来しつつある」と話す鈴木先生。このブームに乗って、味覚の訓練に取り組んでみるのもいいかもしれません。

「味博士」こと鈴木隆一さん

ちなみにこの味のブーム、この先のどう変化していくのか興味がありませんか?

「戦後は甘いお菓子が流行し、80年代はグルメブーム、90年代はすこし趣向が変わってナタデココなどの食感ブーム。そして、2000年代に入り濃い味ブームとなり、いまは熟成肉や発酵食など塩味に頼らないマイルド味ブームが定着しつつある。私がいま注目しているのはうま味が凝縮された出汁。料理のベースではなく、メインとして出汁を楽しむ。そんなブームが来るのではないでしょうか」

「味博士」こと鈴木隆一さん

果たして、私たちが100歳を迎えるころにはどんなグルメブームが起こっているのか。未知のグルメを楽しむためにも、健康な味覚を維持していたいものです。

取材・文/編集者・ライター 名嘉山直哉(なかやまんプロ)

【Profile】
鈴木隆一(すずき・りゅういち)
1982年、東京都生まれ。AISSY株式会社代表取締役社長、慶應義塾大学共同研究員。慶應義塾大学理工学部卒業、同大学院理工学研究科修了。卒業後、AISSY株式会社を設立。慶應義塾大学と共同で味覚センサー「レオ」を開発する。著書には『日本人の味覚は世界一』(廣済堂新書)、『味覚力を鍛えれば病気にならない』(講談社+α新書)など。ほか、「味博士」として多数のメディアで活躍。