「人生100年時代」を考えるメディアChallenge100では「No More健康知ったかぶり!」を(編集部員の自戒も込めて)目指し、いろんなキーワードをおさらいして辞典にしようプロジェクトを進行中です。よく聞くアレや話題のコレのこと、教えてくれるのはアサヒ飲料の研究員。これを読めば、あなたも今日から誰かに説明できる……はずです。
今回のキーワードは「発酵」!
「発酵」と聞くと、みなさんはどんなイメージを抱きますか。「健康によさそう」「ヨーグルト」「酸っぱい感じ」など、抱くイメージはいろいろかもしれませんが、じつは私たちにとって「発酵」はとても身近な存在です。
普段の食卓によく並ぶ、ヨーグルト、納豆、みそ、お漬物、鰹節、お酒……。これらはすべて発酵した食品=発酵食品です。発酵食品はざっと挙げただけでも、伝統的な和食にも多いことがわかります。ここから想像できるのは、「発酵」という現象が、長く、わたしたち日本人の暮らしを支えてきたということ。「発酵」という言葉が生まれるよりもはるか昔から、生活の知恵として発酵食品が存在していたのです。
それほどわたしたちの生活に馴染みのある発酵食品ですが、そもそも「発酵」とはどんなものなのでしょうか。今回は、知っていそうでよくわからない「発酵」について、アサヒ飲料株式会社で乳酸菌を使った商品開発に携わっている松浦啓一さんに聞いてきました。
【はっこう・の定義】微生物の生きるための活動